「第二十九回初日の出徒歩ホステリング」
会 長 井本 長治
行事も終わり日がたつにつれ、楽しかったこと・苦しかったこと・或いは感動した事などを思い出している事でしょう。
今年は天気に恵まれ、歩行は最高だった事だと思います。
今年は最年少の挑戦があり、心配もありましたが楽しみもありました。無事完歩したと聞き「スゴイ!」と思わず拍手しました。
一方ですこしのリタイアがあったと聞き、残念でした。が、今回をいい経験にして次回リベンジしてください。
初日の出徒歩ホステリングは幅広い参加者の方々に支えられていることを嬉しく思います。
参加者全員に 「 おめでとう 」
次回を楽しみにしています。
「 第二十九回初日の出徒歩ホステリングを終えて 」
実行委員長 松村 隆司
百十二名の参加者の皆様、八十八kmの歩行、ほんとうにご苦労様でした。皆様のひたむきな歩行にただただ頭が下がる思いで一杯でした。
さて、二日間の歩行結果ですが、発熱で強制リタイア二名、タイムオーバーで第二チェックポイントから第三チェックポイントまでワープした二名、二日目の朝七時三十分に自分からリタイア申告した一名の合計五名です。参加者百十二名中強制リタイア二名を除き一一〇名中完全完歩者一〇七名で、完歩率九十七.三%です。これは第二十六回の百%に次ぐ第二位の素晴らしい成績です。本当にご苦労様でした。
特に印象に残り、私に感動を与えて下さった方々に触れて見たいと思います。
まず一人目の方、靴底に十円大の穴を開けてまで歩行された九十番さんですが、二日目の第四チェックポイントへ到着されて、靴の事で何か訳の分からない事を言ってスタッフを困惑させていました。そこで、私が彼の靴を診て見ると、靴底に十円大の穴が開いていました。笑ってはいけないのですが、思わず笑ってしまいました。えっ!何これ?と思って、直ぐに彼の足の裏を見ました。すると、履いていた靴下も十円大の穴が開いており、足の裏の皮が十円大の大きさで削られていました。「おい!これでよく歩いてきたな、足の裏が痛かったろう。」、「はい、痛かったです。」こんな会話をしながら、まあ、よくこんな状態でと思いながらも、思わず笑っていました。救護係りの山本さんに靴の修理をしていただき、足の裏にテーピングをしてから後、彼の意思を確認して歩いていただきました。第二チェックポイントから第三チェックポイントまでワープしましたが、五時五十三分に室戸岬へ到着しました。きっと彼は靴さえ穴が開いていなければ、完歩していたと思います。皆様、履き古した靴で無く、履き慣らした靴で参加していただいた方がいいですね。
二人目の方、最後尾の方で、二日目の第四チェックポイント六キロ手前で、「お腹が痛い。」と言っている人が居ると連絡を受け、私は正露丸を持って駆けつけました。「正露丸飲むか?」と聞くと「飲みます。」と答え、「止めるか?」と聞くと「止めん。」と答えますので、彼に正露丸を飲んでもらい「今のままの歩行速度だと、結果はタイムオーバーになる。」と言うと、そくざに、歩行班が「私に付いて来るかえ?」、すると「はい。」と答えたので、歩行を続けていただき、六時一分にお腹の痛みに堪え見事ゴールされた百十二番さん。
三人目の方、今までの完歩最低年齢は、小学一年生が過去に二人居られますが、小学校入学前六歳で八十八キロを見事完歩された七番さんには、最高の感動をさせられました。足が痛くて苦しい思いをして歩いているのに、私の看板の乗った車を見つけると、笑顔で手を振ってくれましたね。そんな優希ちゃんのゴールを見た時に、思わず涙が出てしまいました。本当によく頑張りましたね、感動をありがとう。
完歩された百七名の方々、ひとりひとりの見事な完歩、それぞれの思いが込められているであろうと思います。皆様の素晴らしい歩行をまのあたりにいたしまして、本当に感動いたしました。ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。
また、スタッフの皆様、今回は三名程少ないスタッフで、大変負担が掛かったと思います。にも、関わらず事故も無く、無事全ての行事が完了しました事は、皆様のおかげだと思います。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
最後になりましたが、この行事に賛同してくださいました、ホテル「たまい」様、最御崎寺様、スポーツ健康舘様、スリーエス様とたつみや様のご協力まことにありがとうございました。
「 第二十九回初日の出徒歩ホステリング 」
ゼッケン 一番 中田 昌志
行事名 第二十九回初日の出徒歩ホステリング
期 間 二〇〇八年十二月三十日(火)~二〇〇九年一月一日(木)
十二月三十日(火)七時はりまや橋出発
一、第一チェックポイント 八時五十八分 高知新港入口
一時間五十八分 十.四㎞
二、第二チェックポイント 十時四十四分 高知空港南東
一時間四十六分 九.三㎞
三、第三チェックポイント 十二時三十三分 夜須駅前
一時間四十九分 七.九㎞
四、第四チェックポイント 十四時〇八分 安芸市スリーエフ
一時間三十五分 九.八㎞
五、ゴール 十六時四十四分 ホテルたまい
二時間三十六分 六㎞
六、九時間四十四分 四十三.四㎞
十二月三十一日(水)五時五十分 たまい出発
一、第一チェックポイント 七時四十九分 安田町 砲場
一時間五十九分 十.一㎞
二、第二チェックポイント 十時十三分 加領郷バス停
二時間二十四分 十.四㎞
三、第三チェックポイント 十二時三十五分 吉良川町の駅
二時間二十二分 九.八㎞
四、第四チェックポイント 十四時四十分 室戸市かしわや駐車場
二時間五分 八.四㎞
五、ゴール 十六時二十八分 室戸岬 中岡慎太郎銅像前
一時間四十八分 六.一㎞
六、十時間三十八分 四十四.八㎞
七、宿泊 最御崎寺(ほつみさきじ)(東寺)第二十四番札所
一月一日(木) 初日の出 御来光拝観
在京中テレビ放送で高知より室戸岬まで歩いて初日の出を拝観に行く会がある事を知り、何時か参加したいと思っていたので、今回参加する事とした。ただ、今まで一日に四十四㎞歩いた事が無かったので準備を始めた。先ず、サンエスで久保社長お奨めの靴を買い毎日一~二時間歩いてみた。そして、安芸まで歩けるか歩いてみたら十一時間掛かって歩けた。十二月からは三十日のスタート時間に合わせて朝五時起床。生活のリズムと体調を整えるように務めた。(毎日は出来ざった)
十二月二十九日、説明会で参加者が小・中学生等圧倒的に若い人達であることを知り、若い時に戻ったつもりで頑張ろうと改めて決意。
宣誓『良い年が来ますように祈願し全員無事完歩する事を誓います。』
三十日六時集合七時『はりまや橋』を出発。先頭集団について行こうとスタートした。歩き出すと皆さんの歩きの早いことに驚いた。第一ポイントまで二時間を目標として歩いたが、汗をかき下着の替えは持参せず、ドライシャツを着てこなかった事に後悔。午後になると汗で体が冷えてきたのでTシャツを脱ぎ長袖シャツのみで頑張った。沿道の人のエールは歩行を早めてくれた。又、右に広がる太平洋の美しい景色は心が洗われ励みとなって快速に進んでいたが、第四チェックポイントからは歩きが遅くなってきた。無理せず完歩する事を考え自分に頑張れと励ましながら一歩一歩進んで時間は掛かったが初日のゴール地点「ホテルたまい」に着いた。スタッフの皆さんに「しっかり歩いてこられましたね。」と、ねぎらいの言葉をいただき疲れがとれたような気分となり。感謝感激……。
三十一日(水)五時五十分夜明け前出発。懐中電灯で照らしながら歩き始めた。女性の方でわたしより相当早く歩かれる人達がいるのには驚いた。十分二十分ついていくも、早くも汗をかき自分に無理があると思い改め自分のペースで歩く事とした。昨夜左足親指に血のにじみがあったので、少し薄めの靴下に変えて対処。又、左膝の皿に痛みが生じてきた。歩くにつれて痛みが増してくる。青い海、太平洋の大パノラマの美しさに感動。痛みが一時的に遠のくが、確実に悪いほうに進んでいる。左膝に『頑張って。』『頑張って。』と、自分自身の膝に向かって唱えながら一歩一歩進んでいく。第四チェックポイントではスタッフのお方に「四時までにゴール出来ますね。」と、励まされたが、そうはいかない。痛みが強くなり苦しくなってきた。「膝さん頑張って。膝さん頑張って。」と再び祈り唱えながら『一歩一歩』止まらずに進めば必ずゴール出来ると自分に言い聞かし歩いた。無事ゴールできたときは感無量の喜びとなった。
今回初参加で無事完歩出来た事は、前後で歩いているご参加者の皆様、沿道の人々、自然の美しさ、そして、スタッフの皆様方の励ましのお言葉も力となった。改めて皆様方に感謝申し上げる次第です。
ありがとうございました。第三十回も歩きに精進し参加いたしたいので宜しくお願いします。
追記
一、服装その他持参品
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帽子・風に強いニット帽など
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アンダーシャツ・ドライシャツ着用。着替え持参の事
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靴・靴下・履きなれて問題ないもの。靴下の予備
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懐中電灯
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背中、リュックなどに赤の豆球をつける
(夜明け時など太陽の光で前方が見えにくくなるので、後方から来る車などに人が歩いているよと信号の役目とする。)
「 室 戸 完 歩 」
ゼッケン 二番 藤田 雅登
室戸はキレイな感じがしますが、本当はゴミだらけでかなりきたなかったです。
完歩はできてうれしかったけど、環境面でちょっとショックです。
来年は、きれいだったらいいなと思います。
「 未 提 出 」
ゼッケン 三番 西森 大起
「 コース図の作成・所持を 」
ゼッケン 四番 川添 俊一
自分で歩くことを目的に、どのウォーキング大会でもチェック表と緊急連絡先を記載したコース図を作成して、ウォーク中にウォーカーが所持するようにしています。
特に「初日の出徒歩ホステリング」は二日で八十八キロの長距離コースであることから、一人歩きを長時間強いられますし、小中学生や単独参加が大半である事からも、自分の居場所の確認ができるコース図は、コース間違いの防止はもちろん、小中学生が自分達のグループに遅れることの恐れや、コースのわかっていると思われるペースの速い成人ウォーカーに付くための走行によるオーバーペースの防止になります。
また、説明だけでは十分コースを把握できてない初参加者・他人をアテにしてのグループ・集団歩行ばかりのウォーカーもコース不安が解消でき、自分で歩くマイペース歩行も可能になると思われます。
そして、一人で歩けた事による「完歩」の充実感も大きくなるので、ぜひコース図の作成・所持をお願いします。作成については私が担当してもかまいません。
その他として「全員完歩」もわかりますが、ホステリング後の正月休みでも特に女性は家庭内等の用事も多く、いくら完歩しても半病人状態では家族に迷惑をかけることにもなります。十八才以上の参加者のリタイアについては、本人の意志によるものとしていただきたいと思います。そして、日の入り後・日の出前の歩行は道路面もわかりづらく、転倒・交通事故も危惧される為、参加者の安全最優先で歩行時間をAM七時からPM五時までとしたらいかがでしょうか。
ゴールでの記念撮影も参加者のカメラ等による希望者とし、完歩者全員に完歩証の配布はどうでしょうか。上記のことにより、スタッフさんの負担軽減にもなると思います。
「 ホステリング 」
ゼッケン 五番 武市 大輝
(当日提出していただいた分です。)
ぼくは、ホステリングにでるのは二回目で、一日目は一回目より足がいたくなかったし、タイムもはやかったからよかった。
二日目は最初はゆっくり行っていておそかったので、スピードを上げてから三十位くらいまで順位があがってからゴールしたのでよかったです。
(後日提出していただいた分です。)
ぼくは、今回二回目のホステリングに参加になります。
二回目のホステリングがスタートしました。ぼくは、ゴールまでもくもく歩きました。第三チェックポイントの前で足がすごくいたくなりました。
そのまま、がんばってゴールまで歩きました。
一日目のゴールにつきました。それからすぐおふろに入りました。そしてごはんを食べて、ミーティングをしてすぐに寝ました。
朝おきてすぐ、二日目がスタートしました。朝からちょっと足がいたかったけど、がんばって歩きました。
そして、がんばって歩いてゴールにつきました。
でも、一回目よりか二回目のほうがつらくなかったです。
(協会の手違いにより、二回提出していただきました。申し訳ありません。)
「 第二十九回初日の出徒歩ホステリングについて 」
ゼッケン 六番 武市 光徳
私は、昨年初参加した息子が途中で泣いたと聞き、同じ体験をしてみようと約束し参加させてもらいました。
小学校最後の息子と参加する事は、とても嬉しく、ワクワク気分でスタートしました。前練習として二十㎞を歩いて試してましたが、今回の問題は第三チェックポイントから足首が痛くなり、完歩への不安がよぎってきたことです。ただ、周りの皆さんもどこかしら痛みがある事と、前回完歩をしている息子の友達が一緒に歩いていた事が励みとなり、無事初日は安芸まで完歩出来ました。
二日目は、痛みは無くなる事も無く出発しました。第一チェックポイントまで十.一㎞が以外に足の痛みも増すことなく通過できました。頭の中は、来年の事や到着時間の事などどんどん勝手に想像し、思いが高まっていたところ、みょうに両足の小指に豆が出来ているような感触を感じ、そのうち小指より足首、そして右足のふくらはぎや付け根まで痛み、まるで棒のような状態となり、左足を主に歩行をしていました。その後は『左足に何かあればリタイアかな。』と、不安の中なんとか室戸岬まで完歩することが出来ました。
息子が泣いた気持ちがこれほど過酷な時間であったのかと思う気持ちや、周りの参加された皆さんのチャレンジする思いや、スタッフの皆さんの声がけがあってこそ完歩出来たと確信しました。
最後に、息子の大輝と参加者の皆さん、スタッフの皆さんに感謝いたします。本当にありがとうございました。
*来年はゴール後バーデハウスにみんなで行けるセットにしてください。かなり良かったと思いました。
「 感想文(パパの解説つき) 」
ゼッケン 七番 はかた ゆうき
○ぱぱとのゆめがかなったき、よかったよ。
(一緒に参加するという夢でした)
○アロエのところがたのしかったよ。
(行当岬付近のアロエ街道の赤い花に感動してました。)
○お家みたいな石の犬が海のところにおったき、おもしろかったな。
(何のこと?! ←解説になってない)
○なぎちゃんと「カニカニ」してたのしかったよ。
(カニカニって何? ←これも解説になってない)
○あきちゃんとのしりとりあそびがおもしろかったよ。
(長い間ず~っとしりとりありがとう、あきちゃん)
○あんじゅちゃんたちとひっつきむしであそんだき、うれしかったな。
(みんなやさしかった!ありがとう六年生!)
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ばぁちゃんへ、「むろとたのしかったね。いっしょにあるいてうれしかったよ。ことしもがんばってあるきます。